たいせつなひと

新居に引っ越して、3日くらい経った時のこと。

夜中に、軽やかに階段を上り下りする音が数分間続きました。
一人で寝ていた私は目を覚まして、音がする間、階段を見つめていましたが、誰もいません。

そのうち、階段下にいるペコも音に気付いて目を覚まし、私が下りてきたと思ってエサのおねだりを始めました。真夜中なのに・・・

それっきり、一度もありません。


私をとっても可愛がって、育ててくれた最愛の祖母が3年前88歳で亡くなりました。
とても心配性で、いつまでも私を子供扱いして、
「危ないから!」
と言って、なかなか包丁を握らせてくれませんでした。
だからこんな私ができました(笑)
私が結婚して家を出ていった後も、しばらくは私の写真を毎晩抱いて泣きながら眠っていたそうです。
e0056411_23445292.jpg85歳の頃の写真。
とっても美人でオシャレで頭が良くてお笑いセンス抜群の自慢のおばあちゃんだった。

私は昔からうっかり者で、体育服などよく忘れ物をしていた。
授業中に毛皮を着たおばあちゃんが颯爽と現れて
「みきちゃ~ん!体育服~!」
と校庭で呼んでいる。学校でも有名だった。恥ずかしいけど、カッコいいおばあちゃんがちょっと自慢だった。

夜中の階段の音は、きっとおばあちゃん。
その時聞いた足音のリズムを父に話すと、ニヤッとして
「その音は、おばあちゃんだよ。若い頃はそういうリズムだったよ」
と言う。息子には分かるんだろうか。

亡くなっても心配症なおばあちゃんは、一人暮らしの私が心配でしょうがないらしい。
元気な時に、「ありがとう」って言えなかった。格好いい家を見せたかった。
死後の世界にインターネットは繋がってないけど、
「心配かけてごめんね。それからありがとう。」って伝えたい。
[PR]

by mikichanpoo | 2006-09-21 00:31 | ひとりごと